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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2016Mar12Sat

【小江戸大江戸200k】 備忘録的詳報 Part-4 


GarminForerunner910XTのログによる
【実施日時】 : 2014年03月01日08:08スタート
【走行距離】 : 210.68km(公式203km)
【所要時間】 : 35:47:14(公式ネット35時間46分36秒(制限:36時間))
【平均ペース】: 10:12 min/km



ガクさん(@gak_t12かわさん(@kawa7615ご夫妻のお見送りを受け、手を振りつつ連馨寺から本川越方面へ。
すると先ほど”先に出ます!”と出て行ったはずのキクちゃん(@kiku114)がそこに。
小江戸12時間、大江戸18時間で計30時間切りタイムを目指すと意気込んでいたのにのんびり何やってんだ?
聞けばコースがわからなくなったのだとか。
”去年走ったんでしょ?w”
”いやあ、去年は他の参加者にくっついて走っちゃったからw”
ってな会話をしていたら、通りがかりの親切なお嬢さんが”どちらに行かれるんですか?わたし地元だから案内出来るかも知れませんよ?”と申し出てくださったのだけれど勿論コースをご存知の訳がないのでレース参加中である旨ざっくり説明したりなひとコマも。
と言うかその親切なお嬢さんの連絡先をゲット出来なかったのが痛い(ぇ
そんなこんなで無事コースに復帰していよいよ大江戸ナイトランコース112kmスタート。
コース上四箇所のチェックポイントで指定された被写体を携帯、若しくはデジカメで撮影して進むスタイルはSR600と同様。
コースの組み立ても基本的に最短コースを結んであるのでブルベと同様だし、どちらかと言えばウルトラマラソンと言うよりランドネに近いのかもしれない。

リスタートしてからしばらくは繁華街を抜けるという事もあって歩きでゆっくりと。
キクちゃんは軽やかに走って前方にいたグループと一緒になって先行していった。
R254に入ってから軽くラン、小江戸とは異なりかなり抑え気味のペースで8~10分/km前後の早歩きに近いペース。
前後50~100mくらいのところに複数人の参加者の姿が見える。
小江戸ゴール前、川越市に差し掛かる辺りから天候は一旦小康状態、雨粒はほぼ落ちてこない状況だった。
川越市街地を抜けてしばらく走ったところで再びウェアが擦れて来て微妙な不快感が生じ始めたのですぐそばにあったコンビニに入り、トイレでワセリン塗り込み。まだ残り半分以上あるので擦り傷になってしまったら相当困る。

リスタートしたところで走行ログ記録用の910XTがLow Batteryアラームを発したのでザックからモバイルブースターを取り出して接続し、給電しながら走行しようと思ったけれどランニングの際の振動でクリップが外れてしまうので休憩も兼ねてランからウォークに切り替えぼちぼち進む。
この間、ゆとりができたので携帯を取り出してツィートしたりTLチェックをしてみたり。
想像以上に大勢の方々から応援、激励のリプをいただけていたので驚いた。
冷たい雨の中での走行が主で心が萎えがちではあったもの、そういったメッセージを目にすると完走に対してのモチベーションが高まってくる。ありがたいことこの上ないし何事も気の持ちようです。

910XTの充電が約50%ほどに達したのでひとまず充電を切り上げランを再開しようと思ったものの、思った以上に脚がまったく回らなくて焦りを感じた。
歩き過ぎたために冷えて回らなくなった感じではなく、完全に売り切れてしまった状態の回らなさだった。
心肺も気力もそこそこ充分に残っているのに腰から下は上半身と連絡が切れてしまったかのように動かない。
そんなときに大江戸ナイトラン(112km)の参加者の第一陣に追いつかれ、追い越された。程なく第二陣以降の集団が続き、91kmのハンディキャップがあるとはいえ後方からさくさく追い越されていくのはなかなかメンタル的にしんどい。
追い越されるたびに無理やり付いて行こうと走り始めるものの100mも行かない内に離されてしまい、川越の大江戸スタートから約10km、全体の約半分までしか消化できていない状態だということと相まって焦りが深まる。

何度か走っては歩き…を繰り返していたら、前方を歩いている男性二人、女性一人のグループに追い付いた時”あれ?お疲れ様です!”と声を掛けられた。
小江戸の玉淀手前で一緒になったO田さん。
”あれ?もっとずっと先に行ってるのかと思った。”
”小江戸で脚売り切れたって言ったじゃないですか。”
ん~~~三味線ではなかったのか(^_^;)
三人共既に痛み止めを服用したりしていたようで、曲がりなりにも薬に頼っていない自分はまだまだ序の口なのだと甘く考え、しばし一緒に歩いた後わたし一人で先行して走りだしたものの、ほんの30分ほどで再び走行不能になって歩いていた最中にウォーキングからランに切り替えた三人に追い越されてそのまま置いて行かれることとなった。

いやはや、本当に気持ちに身体が付いてこない。

雨脚は徐々に強くなってきて気温も徐々に下って来た。
体温低下を避けるためにも走りたかったけれど、とにかく足が回らなくて歩くのがやっと。
気持ちだけは前へ前へ進みたがるのに身体が思いっきりブレーキをかけているかのようなもどかしさ。
走って歩いて…を何度か繰り返し、まず一軒目のなか卯をスルー。
※なか卯は大会スポンサーなので大江戸コース中二回、一回あたり¥500分までは補給が受けられる。超過分は勿論自前で一軒だけで¥1,000という使い方は不可。
事前の予定では成増と東京駅のなか卯でそれぞれ補給する腹積もりではあったけれど、思った以上に進めないので成増の一つ手前の朝霞店で最初のなか卯休憩。

14030128.jpg
牛すき丼&こうどんはいから

丁度同じタイミングでキクちゃんは成増のなか卯に入ったらしいけれど、成増なか卯を最初のポイントに選んでいた参加者はそこそこ多いらしくオーダーしてから20分以上待たされるような混雑だったらしい。
それにしてもなか卯はなぜ和風牛丼をやめてしまったのか?と、ひとしきり心で涙しつつ牛すき丼を食す。
常日頃なか卯を愛して止まず、わたしの中での牛丼屋チェーンランキングが【なか卯>吉野家>らんぷ亭>松屋>すき家】だったわたしにとっては間違いなくこのメニュー変更は失敗だったと思う。
いや、不味いわけじゃないのよ。

入店した時点で残されていた先行者(※中華キャノンを発射するアレのことではない)の食後の器類が残っていたけれど、そこかしこにビールの空き缶がある。
わたしが入店してから5分ほどで入って来た隣の参加者もビールとミニカレーを注文していた。
ウルトラマラソン中はカンフル剤代わりにアルコールを摂取する選手が意外と多いと何かの折に目にしたことがあるけれど、残りがまだ100kmもある状態でビールを飲める心と身体が羨ましいw
いっとき体が温まってテンションが上がるかも知れないけれど、アルコールが抜けてしまった時の落差を考えると怖くて真似できない。あっつー間に睡魔に襲われそうだし。

温かい食事を済ませ、休養もそれなりに取れたのでまずは軽く走ってみた。
どうにかこうにか走れるまでには回復していて本降りの雨の中ひとまず先へ進むことに。
遠くに一人二人参加者のシルエットがうかがえ、反対車線にもそれらしい人影がちらほら。
言葉は交わさなくても心のなかでエールを送りながら前へ進む。
朝霞、練馬と自衛隊の駐屯地脇を過ぎて環七を渡ったところで角の店舗(?)のテント下で雨宿りをしている自転車乗りの姿が見えた。
白いフレームにハンドルにはカバーが装着されていて…あれ?どこかで見た?
と、思ったらスタートの見送りに来てくれていたクボさん(@kubomasayukiでした。
いや、まあ、わたしのためだけに見送りに来てくれた訳じゃないけどさw
二言三言交わして先へ進む。
雨脚が強まるとともに若干風も出てきた感じだったが幸いなことにそれ以上には天候が荒れることもなく。

川越街道が山手通りにぶつかったところで今度は中野までひたすら山手通りを南下する。
真夜中だというのにこの区間でまたも神出鬼没なさとちゃんの応援に遭遇。
それでもどうやらキクちゃんの通過は見逃してしまったらしい。
まあ、こんな夜中で雨降ってたら見過ごすのも詮無いわ(^_^;)

中野坂上の交差点からしばらく南下したところが都内最初のエイドステーション。
<成願寺AS@127.8km>
到着時刻 3月2日4:44(Close 7:00)

14030130.jpg
計測器の脇に何本かリストバンドが置かれてあって、それは取りも直さずその場でリタイアした人が最低でもそのリストバンドの数だけはいるということを示している訳で。。。
到着早々提供していただいたゆず茶が美味しかったものの、そこかしこで交わされている会話がこのままのペースじゃ間に合わないとか体力的にしんどいからDNFしたいとか言った感じで非常にネガティブで、そのままその場にとどまり続けたら勢いでわたしもDNFしかねなかったので補給を済ませてさっさとリスタートすることに。
冷たい雨の中走ってきて、雨風が完全に凌げる暖かい部屋で休憩してしまうと再び走りだすのがしんどくなってしまうのはよく理解できる。

14030129.jpg
やはり温かい豚汁があったらおにぎりが少々冷えていようが問題ない。
おにぎり&豚汁の組み合わせに幸せを感じることの出来る日本人であることを感謝しつつリスタート。
相変わらず雨脚は強まったり弱まったりの変動を繰り返しつつのコンディション。

<続く>
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タグ: ウルトラマラソン  小江戸大江戸 

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