【BRM510宇都宮400㎞いわき(ダークナイト・ライディング)】 走行記録詳細(完走)
2014.05.24 Sat 21:52 -edit-
関連エントリ⇒【BRM510宇都宮400㎞いわき】 完走結果概要
<走行ログ>
※各数値はForeRunner910XTのログによる。
【実施日時】2014年5月10日08:02スタート
【走行距離】 418.29km
【総所要時間(グロス値)】 23時間26分(公式認定時間:23時間29分)
【乗車時間(ネット値)】 19時間38分
【平均時速(グロス値)】 (走行距離/総所要時間) 17.8km/h
【Ave.(ネット値)】 (走行距離/乗車時間)21.3km/h
【獲得標高】 3,849m
今年初となるAJ宇都宮さんのブルべ。
昨年末にクラブジャージを購入したので早速宇都宮ジャージを着用しての宇都宮BRMに参加です。
前日まで仕事がバタバタしてしまって準備がままならず、コースeTrex30に流し込むくらいしかできずに途中のグルメポイントチェックが全然できていない状態。
仕方がないので今回はグルメはあきらめますか…とか思って実際に本番に挑んでみたけれど、なかなかグルメを堪能できそうにないコースなのでありました。食事時に通過したところでそれなりにお店があったのは白河の関周辺くらいかな?
7時受付開始、8時スタートなので先にスタート地点まで車載で移動しておいて車内で仮眠を取ろうと日が改まったころ自宅を出発。
現地に到着したのは4時ちょっと前で、4時スタートの銚子400参加者がスタート待ちをしているところだった。

この中には数名知り合いが含まれているはずだったので探して挨拶を試みようかと一瞬思ったものの、スタートまで間がなかったことと真っ暗で誰が誰やらわからなかったことからあっさり断念して車に戻って仮眠。

車に戻ったタイミングで最初のウェーブの方々がスタート。


それから二時間半ほどまどろんで、公衆多目的トイレに入って着替えを済ませてから受付。
時間になったのでブリーフィング開始…だけれど、なんだかやたらと人数が少ない。

ざっと数えてみたら参加者が19~20人くらいしかいない。
後からスタッフさんに伺ったところ、4時スタートの【銚子400】では70名を超える参加者がスタートしたものの、こちら【いわき400】にはDNS者差し引きで20名少々しか集まっていないとのこと。
ブリーフィング担当スタッフさんも”俺、こんな少人数のブルべでブリーフィングするの初めてだよ。”と、苦笑い。
ブリーフィング後、しばしまったりした後時間丁度にスタート。
参加人数がこれだけなのでウェーブなしでの一斉スタートとなったけれど、固まりすぎずにトレインはなるべく五台程度になるよう心掛けて欲しいとブリーフィングでも注意喚起された。
車検を終了してスタート時にツイートを一本打ったら既にほぼ最後尾からのスタートになった。
その後、先頭が信号で引っかかっているところに追いつき、そのまま先頭グループで最初の平坦区間を走行することになった。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。

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<走行ログ>
※各数値はForeRunner910XTのログによる。
【実施日時】2014年5月10日08:02スタート
【走行距離】 418.29km
【総所要時間(グロス値)】 23時間26分(公式認定時間:23時間29分)
【乗車時間(ネット値)】 19時間38分
【平均時速(グロス値)】 (走行距離/総所要時間) 17.8km/h
【Ave.(ネット値)】 (走行距離/乗車時間)21.3km/h
【獲得標高】 3,849m
今年初となるAJ宇都宮さんのブルべ。
昨年末にクラブジャージを購入したので早速宇都宮ジャージを着用しての宇都宮BRMに参加です。
前日まで仕事がバタバタしてしまって準備がままならず、コースeTrex30に流し込むくらいしかできずに途中のグルメポイントチェックが全然できていない状態。
仕方がないので今回はグルメはあきらめますか…とか思って実際に本番に挑んでみたけれど、なかなかグルメを堪能できそうにないコースなのでありました。食事時に通過したところでそれなりにお店があったのは白河の関周辺くらいかな?
7時受付開始、8時スタートなので先にスタート地点まで車載で移動しておいて車内で仮眠を取ろうと日が改まったころ自宅を出発。
現地に到着したのは4時ちょっと前で、4時スタートの銚子400参加者がスタート待ちをしているところだった。

この中には数名知り合いが含まれているはずだったので探して挨拶を試みようかと一瞬思ったものの、スタートまで間がなかったことと真っ暗で誰が誰やらわからなかったことからあっさり断念して車に戻って仮眠。

車に戻ったタイミングで最初のウェーブの方々がスタート。


それから二時間半ほどまどろんで、公衆多目的トイレに入って着替えを済ませてから受付。
時間になったのでブリーフィング開始…だけれど、なんだかやたらと人数が少ない。

ざっと数えてみたら参加者が19~20人くらいしかいない。
後からスタッフさんに伺ったところ、4時スタートの【銚子400】では70名を超える参加者がスタートしたものの、こちら【いわき400】にはDNS者差し引きで20名少々しか集まっていないとのこと。
ブリーフィング担当スタッフさんも”俺、こんな少人数のブルべでブリーフィングするの初めてだよ。”と、苦笑い。
ブリーフィング後、しばしまったりした後時間丁度にスタート。
参加人数がこれだけなのでウェーブなしでの一斉スタートとなったけれど、固まりすぎずにトレインはなるべく五台程度になるよう心掛けて欲しいとブリーフィングでも注意喚起された。
車検を終了してスタート時にツイートを一本打ったら既にほぼ最後尾からのスタートになった。
その後、先頭が信号で引っかかっているところに追いつき、そのまま先頭グループで最初の平坦区間を走行することになった。
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走行中の一枚。

気持ちよく晴れ上がってくれているものの、何せ風が強くてかなわない。
しばらく進むと単独で先行していたメタリックなフレームカラーのガノのひとに追いつき、ちゃっかり後ろについてひたすら楽をしていたら信号待ちで先行を促されてしまい、以後はガノの人とわたしで交代交代に前を牽くことになった。
<PC1(53.6km)10:06着>

ここまで平坦だったとはいえ心がへし折れそうな向かい風の中Ave.25kmphである。
牽いて下さったガノ乗りさんにひたすら感謝。
PC1を過ぎたら後はのんびりポタリングペース。
旧奥州道中(街道)を走るコースは興味を惹かれる石碑や石塔、古刹がいっぱい。


ここから先はかなりの画像量になるのですが、それでもものすごく趣のある風情を醸し出している古いお社や石碑を通過してしまったりして結構撮りはぐった対象が多かったりします。

那珂川を渡ります。



いかにも旧道な趣のある道。
馬瀝神は馬の守護神。農耕、運搬荷役に供される馬の息災を願う石塔。




弁慶下駄掛石
残念ながら本来のものは道路拡張工事に伴い撤去されてしまって行方不明(っていうか普通に破砕されたと思われ)ですが、往時の記録から復元された約10tのものが置かれています。
隣に設置されている『弁慶の鉄下駄』には『触ると浮気をしなくなる効能(?)がある』そうで。
まあ、取り敢えず触ってみましたよはっはっは。←意味あるのか?
<道の駅 東山伊王野>



ソフト部部活動としてそばソフトクリームとマイソウルフードなこんにゃく(醤油味)。
一人や二人後続が入ってくるかと思ったらまったく気配なし。
旧奥州道中は右を見ても左を見ても”これでもか!!”ってくらい色々あってなかなか先へ進めない。





二十三夜塔
※月齢二十三夜に集まって飲食ののち経を読んで悪霊を払ったり精進する行事にちなむ

立派な長屋門のある旧家が多い地区でした。


説明文の”あら不思議”が妙に好きw

あちこちに義経ゆかりの地に関する説明看板が設置されていたはずなのにほとんどスルーしてしまった。

のどかな田舎道といった風情。
天候も申し分なかったけれどいかんせん向かい風(;´Д`)

菩薩像だったり二十三夜塔だったり馬頭観音塔だったり
<追分明神>





白河の関はもう少し北側にあるのですが、実際の境はこの小さな峠だったようで、石柱にはしっかり『従是北白河領(これより北は白河領である)』と刻まれています。
<白河の関>




ある意味今回のブルべ一番の見どころ。
かつては高校野球の優勝旗が通過することを頑なに拒んだ割にはあっさり北海道に持って行かせてしまった関所である。時間に余裕があったのでしっかっり神社までお参りしてくれば良かったと後知恵で思ったものの、この時点では面倒臭くてそれどころではなかったのだから仕方がない。


白河の関から道を挟んではす向かい
地蔵尊やら馬頭観音塔やら二十三夜塔やらいろいろあります。


盛りの時に眺めたい桜でした。

子待(ねまち)塔
※甲子(きのえね)の日に集まって精進する行事にちなむ

こちらは廿二(二十二)夜塔
※一般的には二十三夜が多いらしい。


こういう古刹にも立ち寄ってみたかったけれどさすがに時間が読めなかったのでパス

二十三夜塔
<PC2(103.6km)13:03着>

ここから先はAJ宇都宮さんのコース説明口上にもあった坂道が延々繰り返される石川広域農道に進む訳です。まあ、『AJ宇都宮のコース=繰り返されるアップダウン』という認識でいたわたしですが、改めて運営側から”アップダウンの繰り返しですよ♪”とか説明されるとちょっとドギマギしますね。

それでもリスタートしてしばらくは平坦な道が続いてホッとしていたのですがね、いきなりこういう光景が目の前に現れてきたりする訳です。



緑は目に優しく空は抜けるように青く、そして坂道は小刻みに繰り返されるわけですよ。
とどめにひたすら向かい風(死)
コースのイメージ的には南房総の安房グリーンラインをもう少しえげつなくした感じ。
途中、宇都宮名物(?)なシークレットチェックポイントがあったりして”シークレットがあるならピークは終わってここから先は楽できるかな?”という無根拠な希望を抱いてリスタートしてみたらものの見事に希望を打ち砕かれて更なるアップダウンに苦しめられたりしながらも

棚田を愛でたり

ダムを愛でたりしている間に山間部区間は終了したのでありました。
<PC3(156.0km)16:08着>

二十数名しか参加者がいない400㎞ブルべの割には意外と各PCに必ず誰かがいたりする。
今回はコース上のグルメポイントをチェックしていなかったのでPC補給がメイン。
ガッツリ補給してリスタート。



夏井諏訪神社
言い伝えの通りなら樹齢1,200年を優に超える立派な杉です。

ようやく今回のブルべのペットネームになっている『いわき』市内に踏み入ります。折り返しまでもう少し。



ゆうゆうあぶくまライン
ルートラボでコースをチェックした際、名前を見て三セクだろうと勝手に思い込んでいたら普通にJR磐越東線だった。
煉瓦や石の組積の具合が好みの雰囲気。

隔てる柵も注意喚起の看板も無く並行している道路と線路。
あたりに民家は一軒も見当たらないから対策不要ということでしょう。おおらかな感じ。


『成田山』石塔はいくつか見かけた。
当然新勝寺のことだよなあ。

待避所と本線を隔てる一本の木。
丁度場所が良かったから切られずに残ったのかはたまた。。。(その昔たがみよしひさの漫画『精霊紀行』にそんな話があった)
まあ、さほど樹齢が重なっているようでもないけれど。



で、滝フェチはこういうところも見逃さない。
岩の上を歩くのにクリート付サイクルシューズでは危なかろうと靴を脱いで靴下で近寄ってみたのだけれど、その方がはるかにあぶねーよ!!ってくらい足元が滑った。
いやはや、マジ危なかった(;´Д`)

今回のブルべではあまり見かけなかった庚申塔

こちらは山形の湯殿山神社の石塔ですね

今回のコースにはあちこち自生の藤が目に付きました

ここにも成田山


こういう古い分水用水門とかグッとくるw

いわき市四倉にて崖一面を覆い尽くす藤の花。
崖の上は如来寺というお寺さんでした。
<PC4(204.4km)18:31着>

ようやく折り返し。
ここまでの所要時間が10.5時間なのでマージンは充分。
途中でファミレスにでも寄ってのんびり過ごせる余裕ができた。

日が落ちて暗くなり始めた海沿いの道を南下

塩屋埼灯台。
何年か前に初日の出を拝みに来たことがある(※その時は車でした)
小名浜で目に付いたガストに入ってのんびり大休止。

牛みすじステーキを注文し、ドリンクバーであれこれ飲みながらツィートしたり軽く目を閉じてじっとしてみたり。
なんだかんだで一時間半ほど過ごしてからリスタート。
ガスト駐車場にドリンクボトルを一本忘れてきたりしながら夜のR6を勿来まで。
そこから勿来の関まで登って行ってR6の裏道をひたすら日立まで走ることになる。
ところがブリーフィングでもわざわざ注意喚起された曲がり角を曲がり損ねてダウンヒルを堪能してしまい、登り返しで無駄に体力を浪費したりしながらコースに復帰。
それにしても正規コースの暗いこと暗いこと。
路肩の反射板すらないので道の端が解らずむやみに速度があげられないストレスにさいなまれることとなった。


まあ、とにかく暗いのよ。
どうにかこうしか暗黒部分を無事クリアしてPC5に到着。
<PC5(258.6km)22:38着>
勿来で脚を浪費したおかげで撮影する気力も湧かず、撮影しなかったことにも気づかずリスタートしたようである。
ツィートが残っていたので辛うじて到着時刻がわかった。
<PC6(302.1km)11日1:06着>

なんだかんだとやっぱり他の参加者はいる。
今回寄り道を含むペースが概ね似たり寄ったりだった人が多かったかな。

リスタートして茨城から栃木へと向かう途中でようやく日の出。
結構冷え込んでいたので半そで&短パンでは寒すぎて我慢しきれず、途中でアームカバーとシューズカバーを装着したのだけれどもそれでもさすがに若干寒く、日が差してくれれば少しは温まるだろうとちょっと気が楽になった。
<PC7(363.6km)4:45着>

最終のPC。
ここから先微妙にアップダウンが続く。
AJ宇都宮のコースは決して楽をさせてもらえない。
一晩明け、空は前日に引き続き抜けるように青く、さらに嬉しいことにほぼ安全に無風。
欲を言えばあと一日早く風が収まって欲しかったけれども終盤になって強風に苛まれるよりは序盤に苦しめられた方がなんぼかマシである。

こんなところにも二十三夜塔と阿弥陀堂
阿弥陀堂の雰囲気が若干真新しく感じるので近年再建若しくは建て替えられたものだろう。


無風なので水田が鏡のようです。

ようやく宇都宮市に戻って来ましたが、宇都宮って無駄に広い上にここは宇都宮の北東の外れだけれどゴールは宇都宮の北西の外れだからなあ。
それでもペダルを踏んでりゃ前に進めるわけで

ようやくゴールが見えて来ました。
最後のひとこぶを越えればゴールです。



ジャパンカップサイクルロードレースのコースでもありAJ宇都宮名物であるところの鶴CC坂。
数百キロの道のりを走って来たランドヌールの脚を最後の最後に削ってくれる憎い坂です、ええ。
ゴール手前で4時スタートの【銚子400㎞】に「参加して先にゴールしていたぴか(@pikasyacho)さん、のんのん(@nonnoon)さんに行きあったので軽く雑談を交わした後ゴール受付へ。
<GOAL(408.2km)7:29着>

主催者評価で五段階中難度四と評価されていたものの、わたしとコースとの相性がかなり良かったようでやたらと撮影しまくったりガストでのんびりまったりしたりしながらも24時間掛からずにゴールできた。
アップダウンは多かったものの勾配自体はそれほど厳しいものでもなかったのでダメージをそれほど感じることもなく、本当に相性が良かったのだろう。
しばしほかの参加者さんや竜胆(@rindo_express)さんをはじめとするスタッフの皆さんと雑談ののち、研修所の畳の上でアイスモナカを食してから30分ほど仮眠


9時半過ぎに起きてその場を辞去。
いつものようにただおみ温泉で汗を流すべく移動。

開業の10時より若干早めに着いてしまったので車内で待機ののち開業と同時に飛び込む。
湯船で隣に腰かけたおじさんの長話に付き合っていたらあっという間に一時間以上過ぎてしまい、これ以上は湯あたりしそうなのでおいとま…というタイミングでぴかさん入場。
聞けば車の中で寝入ってしまっていたらしい。
軽く挨拶だけ交わしてわたしが先に出た。
丁度お昼時に差し掛かろうという頃合いだったので、ゴールで雑談中に宇都宮スタッフからその名が出て、さらに温泉で話に付き合っていたおじさんからもそれなりに美味しいと名前が出たのでただおみ温泉至近の『ら麺屋』さんへ。



おじさんおすすめだったラーメンと餃子のセットをいただく。
あっさりした味わいで美味しいラーメンでした。
その後は昼過ぎの東北道をのんびり走り、途中若干眠気を感じたので羽生SAで小休止ののち重体に引っ掛かることもなく17時頃には無事帰宅。
風以外は久しぶりに天候に恵まれたブルべを堪能できました。
AJ宇都宮スタッフの皆様、同日時間差二開催お疲れ様でした。
今年は山岳の水上と例年通り寒河江600、そして昨年無念のDNFだったSR600KNでもお世話になる予定ですのでよろしくお願いいたします。
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