【第17回 雁坂峠越え秩父往還142㎞走】 完走結果詳細-2 【佐渡の仇を雁坂で】
2014.10.16 Thu 22:12 -edit-
それにしてもR140に降りる直前の区間は急勾配の下り坂でとてもまともに走るどころではなかった。
しばらくは先行して待ってを繰り返していたクボさんの姿も見えなくなった。
急勾配な下りは脚へのダメージが蓄積される感じがして非常に嫌。
ヘロヘロになって舗装路に辿り着き、緩やかな勾配の下り坂を進む。
”下りってこんなに楽だったんだ…。”と、しみじみ。
トレイルの下りはロードの登りよりきつい(;´Д`)
>CP3 秩父市大滝川又『扇屋山荘』(52.0㎞) 14:12<
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。

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しばらくは先行して待ってを繰り返していたクボさんの姿も見えなくなった。
急勾配な下りは脚へのダメージが蓄積される感じがして非常に嫌。
ヘロヘロになって舗装路に辿り着き、緩やかな勾配の下り坂を進む。
”下りってこんなに楽だったんだ…。”と、しみじみ。
トレイルの下りはロードの登りよりきつい(;´Д`)
>CP3 秩父市大滝川又『扇屋山荘』(52.0㎞) 14:12<
ようやく三つめのCP。
数字だけ見たら雁坂小屋からほんの10kmしか離れていないのに物凄く疲弊していた。

ここでさとちゃんがボランティアスタッフとして働いていた。
忙しそうだったのであまり話もせず補給食をいただいてまったり。
忙しそうだったのであまり話もせず補給食をいただいてまったり。
カレーライスとスープをいただく。
因みにこのエイドで携帯電話をいじっているキクちゃんの姿が激写されて公式にUPされていたw
あまり長居をするとDNFしてしまいたくなりそうだったので適当に休んだのちリスタート。
ここからはずっと下りだと思い込んでいたら微妙に登り坂。
前日の競技説明会では”ただの競争ではなく周囲の風景や沿道の文化的なものに触れる『ジャーニーラン』を楽しんで欲しいと思って栃本関所跡をコースに組み込んでいます。”といった内容の話をしていたが
因みにこのエイドで携帯電話をいじっているキクちゃんの姿が激写されて公式にUPされていたw
あまり長居をするとDNFしてしまいたくなりそうだったので適当に休んだのちリスタート。
ここからはずっと下りだと思い込んでいたら微妙に登り坂。
前日の競技説明会では”ただの競争ではなく周囲の風景や沿道の文化的なものに触れる『ジャーニーラン』を楽しんで欲しいと思って栃本関所跡をコースに組み込んでいます。”といった内容の話をしていたが
栃本関所跡は閉鎖中でございました。
カメラの前では爽やかにw
雁坂峠ピークからの下りは木陰で標高もあったお蔭でかなり涼しく走りやすかったけれど、国道に出た途端に日差しを遮る木立があまりなく、天候はほぼ快晴、真夏日なんじゃなかろうかと思うくらいの暑さの中ひたすら走る。
24時間夜通し走行ということで防寒装備は用意していたものの、日中ここまで暑くなるのは想定外だった。
というか天気予報のチェックが甘すぎただけなのだけれど。
雁坂峠ピークからの下りは木陰で標高もあったお蔭でかなり涼しく走りやすかったけれど、国道に出た途端に日差しを遮る木立があまりなく、天候はほぼ快晴、真夏日なんじゃなかろうかと思うくらいの暑さの中ひたすら走る。
24時間夜通し走行ということで防寒装備は用意していたものの、日中ここまで暑くなるのは想定外だった。
というか天気予報のチェックが甘すぎただけなのだけれど。
秩父湖と二浦ダム
二浦ダム脇の商店でパピコを購入。 本来は『二人で分け合えるように』というコンセプトのこの商品は、非リア充的には普段”けっ!!”と吐き捨てたくなってしまうものであるのだけれど、片方を咥えて走りながら吸いもう片方はザックのポケットに突っ込んでおいて時間差で楽しむことが出来たので非常にありがたいアイテムとなったのであった。 そしてここからが非常にありがたくない今大会限定、本来のコースが土砂崩れに伴う通行止めとなってしまったため迂回路を走行する1.7kmのボーナスステージ、しかも制限時間の延長無し(^^; 快調に下り坂を走っていると行く手に通行止め看板と誘導の警備員。 誘導に従って左に曲がるといきなり始まる上り坂。 ”迂回路じゃ無かったらこんな登り無いのにぃ。”昨年完走したという女性ランナーがため息混じりの一言。 この方とは次のCPまでしばらく一緒に走らせていただいた。 ”大まかな目安としたら秩父のCPを7時半までに再出発できたら後は登り坂全部歩いても完走できますよ、去年私がそうだったもの。” 耳寄り情報ゲット♪ 思わぬ難所をクリアして再び下り基調、R140新道に合流。 ※同じR140でも旧道は秩父往還、新道は彩甲斐街道と呼ばれているのかな? 再び下り基調のコースを走った先にようやく次のCP。 実はこの時プラス1.7kmを忘れていて手元のGPSに表示される積算距離の数字が想定より大きくなってもなかなかCPに着かないので内心焦っていたりしたw >CP4 秩父市大滝大達原・大達原バス停前(67.5+1.7㎞) 16:38<
下りで徐々に離されたクボさんがまったり休憩中だったので再びリスタートで一緒に。 緩やかな下り基調の彩甲斐街道を秩父に向かって走る。
途中の商店でアイスを購入し身体のあちこちに当て、文字通りのアイシングをしながら半分溶けたアイスを吸いながら進む。
荒川橋。 上り線と下り線に分かれているが上り線(秩父方面、この画像)の橋が旧橋で竣工は1929(昭和4)年の年代もの。 高欄が良い雰囲気を醸し出しています。 徐々に日が落ちて足元が暗くなって来たので武州日野駅付近でザックからヘッドランプを取り出して装着、夜間走行に備えた。この辺りは駅周辺こそ街灯がそれなりにあるものの駅間はその数がガクッと減るのでなかなか危なっかしい。 それでも秩父市以内に近づくにつれ、街灯が増えてきてかなり走りやすくなって来た。 市内に入ってしばらく進み西武秩父駅を過ぎた辺りがチェックポイント。 >CP5 秩父市役所前『熊木商店』(85.0+1.7㎞) 19:12<
ここで雁坂峠手前辺りから何度か前後していた水野君に出くわし、お互い”しんどいねえ。”なんてな会話を交わしたり。 クボさんは”終盤楽をしたいのでしばらく先行します!”と言って先に行ってしまっていた。 しばし休憩の後19時半過ぎ頃にリスタート。 CP4手前で聞いた耳寄り情報を信じればこの先登り坂をのんびり歩いても時間内ゴールできるはずではあるけれど、その情報をもたらしてくれた女性ランナーの走力は当然ながらまったく不明で『わたしののんびり』と『彼女ののんびり』が決して同程度のペースとは限らないので無理のない程度で可能な限りペースを維持して進むことに。 それでも上野町の交差点を右折して登り坂が始まったら早速歩き始め、後方からすたすたと快調なペースで走って来た某居酒屋の女将にあっさりとかわされていったのであった。 女将速いなあ。。。 秩父から正丸峠までの道は時々勾配が緩やかになる区間もあるので走ったり歩いたりでとぼとぼ進む。 しばらく進むと前にも後にもランナーの気配が感じられなくなったので時々携帯電話を取り出してツィッターのタイムラインを眺めて眠気を散らしたり。 道の駅芦ヶ久保を過ぎてしばらく一人で考え事をしながら走っていたらいきなり背後から足音が迫って来て軽くビビる。 いつの間にか背後には数名のランナーのヘッドランプの明かりが見えるようになっていた。 トンネル手前の信号を渡り、正丸峠/山伏峠方面へ。 SR600や直江津集合で何度か夜間にこの道を自転車で走った事はあるが、当然ながらランで通過するのは初めてだったし秩父側から夜間にアプローチするのも初めてだった。 そこまでと同じように勾配の緩いところで軽く走り、勾配の厳しいところでは無理せず歩いて進む。 右に行ったら山伏峠、左に行けば正丸峠となる分岐のところが正丸峠CP。
>CP6 飯能市名栗『名栗げんきプラザ』先(99.3+1.7㎞) 21:49<
スタッフさんがカメラを構えているのが見えたのでハレーション防止でヘッドランプを消そうと考えが回るくらいにはまだ余裕があったw
補給食で供されたカップラーメンをすすりつつ周囲を眺めると、隅っこの方に数名寝転がっている選手の姿。 体調不良なのか単に仮眠をとっているのか…よく見たらそのなかのひとりはエマージェンシーシートにくるまったクボさんだった。起きているようだったので休憩を終えてリスタートする際声を掛けてみたらしばらく休んだら追い掛けるとのこと。 チェックポイントを過ぎて更にしばらく進めばお久しぶりかつ夜はお初の正丸峠。 何人かのスタッフさんや応援の方が待ち構えてくれていて気分が盛り上がる。
昔から『出る』と言われる夜の正丸峠ではあったけれどさすがに賑やかすぎてそんな雰囲気ではないw ピークを過ぎてからの下り坂は疲労が蓄積し始めて来たわたしの脚には勾配がきつすぎて、走ったり歩いたりであまりペースが上がらず、後方から快調に飛ばしてくるランナーにバンバン抜かれながらのんびり進む。 そうこうするうちにクボさんが追いついてきてしばらく一緒に進むことに。 雁坂峠ピークからの下り同様徐々に遅れ始めては追いつき、を繰り返し、ようやくR299に合流。 ここからはまたしばらく緩やかな勾配の下りなのでどうにか走れるようになった。 正丸CPから10kmちょっとで次のCP到着。
>CP7 飯能市吾野『ロックガーデンカフェ』(110.2+1.7㎞) 23:39<
ここまで来たら後は下り基調の32km。 残り時間は5時間半強と言ったところなので10分/kmペースをキープできれば時間内でゴールできる。 半分歩いて半分ゆっくり走るくらいのペースで間に合うはずではあるけれど、疲労が蓄積してきてからのペースは大幅に目論見を下回ることが多い。それが何より証拠には、途中で何度もペースを計算しながら走ったはずの前の週の佐渡トラAで時間内に完走できなかったのだ。 リスタートしてからは少しでも距離を稼ごうと走り始めてみたものの、やはり思うように足が回らず佐渡の悪夢再びか?という嫌な予感に怯えつつ、それでも走れるようになったら走り、自分の判断に若干の迷いはあったもののまだ無理押しすべきタイミングではないと判断し無理な時は割り切って歩くことにした。 無理を押しても良い時と悪い時がある。 結果的にこの判断は間違っていなかったようであるけれど、この辺りは経験の積み重ねをして行くしかないのだなと。 夜も更けてきて、草木も眠る丑三つ時になろうとする頃合いに、黙々と歩を進める何人もの参加者の姿は客観的に見ればなかなか異様だろうなあなんてなことを考えつつ進んでいくと、コースはR299から離れていよいよゴールの川越に向かって進路を変えた。その曲がり角のすぐ先に最後のチェックポイントがある。 今回キクちゃんに”食べ放題ですよ♪”と誘われたいくら丼を提供してくれるチェックポイントであるw
>CP8 日高市『勝蔵寺』(124.6+1.7㎞) 2:12<
ここは靴を脱いで座敷に上がることができるという非常に強烈なトラップがあるCPでありました。 時間に余裕があって座敷に上がって寝ころんだりしたらそのままタイムオーバーでDNFとなってしまう自信満々ですw 幸いなことにそれほど時間に余裕が無くて助かりましたが。
そしてお待ちかねの『山かけいくら丼』 当然のようにお代わりをお願いしたらスタッフの女性に”お代わり頼まれたのなんか初めて!!”と、驚かれた。 あれ?いくら丼食い放題じゃなかったの?(;^ω^) ※ゴール後にキクちゃんに訊いたら”ボクにはそんな余裕ないですよ、みんな疲れていて食欲も無いから食べ放題もか亜能じゃないかなって思ったんですけどホントにお代わりしたんすか!?”と逆に呆れ気味で返された。む~~~ん。 お目当てだったいくら丼も堪能し、後はゴールに向かうのみ。 最終CPで少々ゆっくりし過ぎたきらいはあったものの、ゴールまでキープすべきペースは9分/km まだまだ充分余裕があるので可能な限り走って先を急ぐ。とはいえ7、8分/km程度のペースがやっとといったところ。 それでも徐々にマージンが大きくなっていき、ゴールまで残り5kmほどというところで一緒になった永久ゼッケンの参加亜紗(過去時間内完走者)が”ここからなら全部歩いても確実に時間内にゴールできますよ。”と教えてくれたのでかなり気分が軽くなって歩いたり走ったり。 しばらく進んだら前方を徒歩で進むクボさんに追いついた。 その後は二人であれこれ雑談しつつのんびり歩いてゴールまで。 ゴール手前で少し走って、ゲート手前で待機していたさとちゃんとハイタッチしたりしながらゴールゲートを通過。
>ゴール 川越温泉 (142.0+1.7㎞) 5:14<
16分しかなかったので記録上はあんまり余裕があったようには見えないけれど、最終CPからゴールまではかなり余力を残して歩いたのでそれなりにマージンはあったと自覚。 ゴール後、運営団体のスポーツエイド・ジャパン代表の舘山氏から”永久ゼッケン取得おめでとう!”という祝福の言葉を掛けてもらって握手。 預けた荷物を受け取って川越温泉に入館したところでキクちゃんと再会。 ”お疲れ様です!先に始めてますよ!!” 軽く入浴を済ませて先に始めていた面々と合流してビールで乾杯し、すっかりいい気分になって締めくくり。 前の週、佐渡で悔しい思いを味わってしまって身体的にもメンタル的にも疲労が抜けきっていない状態で挑んだ今年最後のウルトラマラソン大会は、どうにかこうにか時間内完走を果たすことができ、次回以降は固定ナンバー『592』での参加が可能となりました。 ただ、オトナの事情で次回以降のこのコースでの開催が危ぶまれているのが非常に残念ではありますが、万が一代替えコースでの開催となっても来年以降また参加ささていただきたいと思います。 改めてスポーツエイド・ジャパンの皆様及び大会運営に携わって下さった皆様や関係各方面の皆様、そして大会中応援してくださった皆様に深く感謝。 ありがとうございました。
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