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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【SR600Fuji 完走】記録詳細-1(PC3まで) 

<事前移動ログ>

※各数値はEdge800のログによる。
【実施日時】2013年8月12日17:02スタート
【走行距離】 51.5km
【総所要時間(グロス値)】 3時間03分
【乗車時間(ネット値)】 2時間19分
【平均時速(グロス値)】 (走行距離/総所要時間) 16.8km/h
【Ave.(ネット値)】 (走行距離/乗車時間)22.1km/h
【獲得標高】 257m

<走行ログ:Start→PC3>
 
※各数値はEdge800のログ(1/4及び2/4)合算による。
【実施日時】2013年8月12日21:03スタート
【走行距離】 212.43km
【総所要時間(グロス値)】 18時間28分
【乗車時間(ネット値)】 12時間51分
【平均時速(グロス値)】 (走行距離/総所要時間) 11.5km/h
【Ave.(ネット値)】 (走行距離/乗車時間)16.5km/h
【平均バイクケイデンス】 55rpm
【獲得標高】 4,690m


いよいよSR600Fujiチャレンジ当日。
あれこれ準備を整え、夕方5時にはいつもの管理事務所前から出発。
スタート地点の高尾までは約50km、ゆっくり走っても3時間あれば余裕で到着できるので、到着してから夕食、休憩、そしてスタートという心づもり。
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参加者は主催者から配布されるフレームタグを自転車のどこかに取り付け、途中のPCで自転車、フレームタグ、指定の背景を一つのフレームに収めた画像を残さなければならない。

多摩サイからガス橋を渡って多摩沿線道路へ、多摩川上流域へ向かう時の定番コースを走っていたら多摩沿線道路に入ってしばらく進むと雨がぱらつき始めたものの進行方向の空はそこそこ明るかったので飛ばせば逃げ切れるのではないかとペースをあげようとした途端にパン!という乾いた音とともに後輪に抵抗感。久しぶりのパンクである。
パラパラだった雨脚は一気に強くなり始め、仕方がないのでパンクした三太夫を転がしながらすぐそばの右岸多摩川CRが第三京浜橋梁下を通る部分に移動して雨宿りしつつパンク修理。
しばし時間を潰して雨脚が弱まったところでリスタート。
稲城市に入るとひとまず雨は上がっていたものの一気に気温が下がって非常に嫌な予感。
多摩川左岸、調布方面を見ると不気味な空模様&稲光。
是政橋から多摩川左岸に復帰する頃には再び本降りの雨で慌てて南武線橋梁下に逃げ込む。
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左:矢野口付近から多摩川左岸上空の雲を見る。不気味。
右:南武線橋梁下で雨宿りしていた時の眺め、視界を遮る激しい雨

15分ほど待ってバケツをひっくり返すような大雨が普通の大雨くらいになったところでフライング気味にリスタート。いつまで雨宿りしていても埒が明かない。幸いにして進むにつれて雨脚が弱まり、四谷橋から浅川CRに渡る頃にはすっかり雨が上がっていたが、今度は身体が冷えきってしまい寒くて仕方がなかった。
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スタート前の補給は暖まるように激辛ラーメンにしてみたが、言うほどには辛くなかった(;一_一)
高尾駅前到着は20:45頃。


<Start:JR/京王高尾駅前(標高165m) 8/12 21:00>
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駅舎前の階段に腰を下ろし、しばし時間をつぶしてから入場券を購入。時間ピッタリ。
多少雨がぱらついて来た中いよいよ走行距離600km、獲得標高11,105mの過酷なコースへのチャレンジ開始である。

高尾から青梅、秩父へ抜けるルートはブルベで何度も通る道なのですっかりお馴染み。
快調なペースで鼻歌交じりで進んでいたが、スタート後30分ほど走ったところでEdge800がおかしな挙動を始め、いきなり画面が切り替わる。普段は見ることのない謎のキャリブレーション画面。
実はこの画面には見覚えがあり、昨年の宇都宮600kmの際いきなり表示されるようになったものだった。その時は電源断→再起動でどうにかやり過ごせたのだった。
今回もそれで何とか…と、再起動をかけてみたものの一向に解消しない。
このままだとここまでの走行ログが消失してしまう可能性もあったので一旦ログをリセットして再起動。
更にしばらくあちこちいじっていたらいつの間にか症状が治まってしまった、一体何なのだ?
気を取り直して先を急ごうとペダルを踏んだものの、あろうことか今度はわたし自身が電池切れ状態。走行中ふらふらし始め、どうにも眠気が酷い。
仕方がないので目に付いたバス停の時刻表で終バスが通過したことを確認してからベンチに腰を下ろし、座った状態で30分ほど仮眠。
うとうとしていたところでバス到着の音で目覚めさせられた。
確認したのは休日ダイヤで、平日は休日よりも終バス時刻が一時間近く遅かった。自分が夏休み中だからといって世間一般もお休みな訳ではないのだ(^^;
雨がぱらついてきたのでリスタートしたもののイマイチ疲れが抜けた感じが無く再びふらふらし始めたので先ほどと同様にバス停を探し、今度は確実に終バス後だということを確認してからベンチで横になって30分ほど仮眠してリスタート。
ところが普段ならこのくらいの仮眠でかなり疲れが抜けるはずなのに、ついうっかり午前中プールで泳いでしまった疲れが出たのか一向に眠気が散らずに相変わらずにふらつく有様。結局PC1までの間に4回停止して30分程度の仮眠を繰り返す羽目に陥った上、最後の仮眠ポイントでは携帯電話のアラームセットを忘れてしまって二時間近くも寝てしまって大幅に時間をロスする結果となってしまった。
業務の都合で事前に睡眠時間を確保できずに夜スタートのブルベを走ることは時々あるので軽く考えてしまっていたけれど、SR600出走当日の午前中の行動としては水泳というのはあまりに無謀だったか。

<PC1:山伏峠(45.7km地点 標高608m) 8/13 03:45>
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当初の腹積もりではPC1は8/12の内に通過しているはずだったのに、結局は日が改まってから4時間近くが経過していた。あまりにも先行き不安な道のり。

山伏峠から秩父に向かうダウンヒルは霧が立ち込めて来ていてヘッドランプを点灯すると視界がホワイトアウトしてしまうので使えず、速度を抑え気味の走行。

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秩父に来たら最近はコレw

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明け方の秩父橋

秩父市内のコンビニで軽く補給をしてから児玉を通過し藤岡に抜ける。
ここもまたすっかりお馴染みとなったコースだったが、時々鹿やら狸やらと遭遇するくらいには寂しいところ。

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藤岡の市街地に入ったのは朝だったけれど、路面は乾きつつあるウェット。しかも道のあちこちに風で飛ばされたと思しき衣類が転がっていたりしたので当初の計画通りに3~4時間早くここを通過していたら或いは強風と雨にさいなまれていたかも知れない。物事は前向きに捉えないと。
それにしても風に飛ばされた衣類が丸まっている様は遠目には犬猫の死骸っぽく見えるので精神衛生に良くない。
日が差して来たものの打ち水効果で空気がまだひんやりしている間に藤岡周辺を抜けられたのは消耗を抑える意味で非常に大きかった。

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妙義山、ちょっと雲多め。

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ブルベのPCとなることの多い五料のFMにて、碓氷峠突入前に補給。
時刻はまだ早かったので釜飯補給は無し。

碓氷峠旧道に入り、緩い勾配の坂道をえっちらおっちら進む。
日差しはあるものの、時刻が早かった上に日陰が多いのでさほど暑さに悩まされることは無く淡々と進める。

<PC2:碓氷峠めがね橋(133.5km地点 標高585m) 8/13 08:54>
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PC2到着時点で概算でマージンを計算。
ひとまず全体の走行距離600kmを制限時間の52時間で除してグロスの平均速度11.6km/hを下限と仮定、走行距離と所要時間でざっくりそのPCまでのグロス速度を計算してどれだけ下回っているか、上回っているかをチェックしてみた。乱暴だけれど状況把握だけならこの程度でも充分。
結果、133kmを約12時間なので11.1km/h弱のペース。下限グロス速度を下回るペースなのでこの先のリカバーが必要なのは明らかだったが、PC2までの区間はアップダウンが比較的緩くペースを上げやすい部分なのにこの調子。やはり仮眠でのロスタイムが大きく響いているが、仮眠を取らずに走る訳にもいかないので致し方ない。ただスタート前の午前中2km泳いだ自分の不明の招いた結果なので責める相手があるわけでもない。
あきらめて先に進む。

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碓氷峠着

碓氷峠から緩く短いダウンヒルを下れば軽井沢。
月曜スタートにしたのは少しでも行楽地での混雑を避けようという意図もあったのだが当然のごとくまったく意味無く道路は行楽の車で大混雑。
軽井沢駅そばのコンビニで軽く補給の後中軽井沢から日本ロマンチック街道へ。ここからまたしばらくえっちらおっちら登りを進む。星野リゾート付近は大混雑で、セゾン美術館辺りまではひっきりなしに車が行き交っていたものの、そこを過ぎたらかなり落ち着いてきてこの道のピークを迎えた。

そこから長野原までは一気に駆け下りるダウンヒル。
気持ちよく飛ばして応桑まで下りてきたところでちょっと早めの昼食休憩。

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浅間とり牧場にて鳥めし定食(¥850)とゆで卵(¥50)をいただく。
鳥めしは混ぜ込みタイプではなく甘めのタレを絡めた蒸した鳥が乗る。

食事の後もしばらくは快適なダウンヒル。食後すぐに登りでは正直しんどいし。
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交通量少なめな長野原への下り坂

軽く登り返しが始まると大津交差点。
いよいよ草津を経て渋峠に向かう、このコース最初の山場へと向かう。

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大津から草津へ向かう登り坂。距離は10kmくらいと短めだけれど勾配は結構急なのできついが、先だってA埼玉主催の【BRM629スーパーアタック奥志賀】で予習済みだったので気分的には楽。通過時間帯も概ねSA奥志賀と同じタイミングになったし。
本来の計画ではここを午前中には通過したかったのだが、スタート直後の遅れの影響でスケジュールが大幅に狂う結果になり、計画時に危惧したとおりかなり強烈な日差しに炙られてひいひい言いながら登る羽目に陥った。
草津まで上がりきれたらそれなりに涼しいのだけれど。

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SA奥志賀の際『渋峠に向かう前の最後のコンビニ』としてインプットしてあった草津交差点の7-11で補給
店先に腰を下ろして補給していたら渋峠から下りて来たと思しきたぶんトラな人の自転車乗りさんに声を掛けられた。
SR600のフレームタグを指して”これって何ですか?”と質問してきたので
”ブルベってご存知ですか?”と、こちらから逆質問。
”いや、生憎と…。”
ブルベを知らない人にSR600を簡単に解説するにはどうしたら良いのだろう?
ひとまずは高尾をスタートして秩父、草津、志賀、菅平等を抜けて高尾に戻る600kmを52時間で走り切る旨、獲得標高が10,000mを超えるコースである旨を伝え”気が向いたら『SR600』で検索かけてみて下さい。”と言ってお茶を濁したのだけれど、他に何か簡潔で単純明快な良い説明文句をご存知の方いらっしゃいますか?

補給のアイスと若干の歯がゆさを味わい終え、いよいよ渋峠越えにとりかかる。
SA奥志賀の際には前後に数人のランドヌールがいたけれど今回は全くのソロなので(何故か)若干緊張。
その時は雲が多めで視界はガスの中というコンディションだったので肌寒さを感じるくらいだったけれど、今回は雲少なめで視界は良好。
視界が良好って事はイコール先の坂道までしっかり見通せるということで。
前回訪れた際には初チャレンジでコースがロクにわからなかったものの今回はしっかり記憶に刻まれているので前方に坂道が見えるとしんどさの記憶がしっかり蘇る。
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進めども進めども前方斜面を斜めに横切る道路が見える。

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植生限界を越えた辺りで勾配は緩くなり、白根山の湯釜入り口脇のダミーピークその壱wを通過した後一旦ダウンヒルと登り返し、ようやくピークかと思うとダミーピークその弐w(山田峠)があり、そのピークから行く手を眺めるとスノーシェルターに覆われた道が前方上方に見えてくる。再び軽くダウンヒルの後にようやくホンモノのピークwである渋峠に到着するのである。

<PC3:日本国道最高地点(208.1km地点 標高2,172m) 8/13 15:50>
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単純計算で距離的には全行程の約1/3をようやく走破したことになる。
所要時間は約19時間、グロスでの平均速度は10.5km/h、制限時間の52時間を単純に三等分した時間で考えればここへの到達リミットは17時間20分となり所要時間的には一時間半以上逆ざやを食らっているような状態である。ここから先は長いダウンヒルだけれど、その後はまた長い菅平への登り坂が待ち構えている。当然の事ながら一筋縄で行くようなコースではないのがSR600なのだと改めて思い知らされた。

記録詳細-2に続く>
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タグ: ロードバイク  ピナレロ  ロングライド  ブルベ  SR600  A埼玉 
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