FC2ブログ
03« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»05

日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May24Wed

【北の最果てに】AH2400 走行記録-06【鬼がいた】 

18081562.jpg
自転車で訪れたのはもちろん今回が初めての宗谷岬。
この時は留萌で諦めなくて良かったと思ったものの
この先鉄道で輪行エスケープしようとすると
オホーツク海沿いをずっと南下して網走まで行かなければならんという
なかなかに厳しい現実がのしかかる。

AH2400走行記録‐05 より続く / 全走行ログ⇒こちら

【2018/08/15(水)】
幌別町から初山別村に入ってすぐのところにあったバス停で雨宿りしつつ仮眠、目覚めた頃には雨脚が弱まっていたので暗闇の中リスタート。
18081501.jpg18081502.jpg
それでも街明りが遠くに見えたり、接近してきたり離脱して行ったりする走行中の車のヘッドライトが防雪柵に反射したりしてなかなか幻想的。
余談ではあるが走行ログだと1407km付近で滞留しているのがわかる。GPSログを公開する際、細かいツッコミが入って困るような行動を厳に慎もうと改めて感じた次第。

走行中、道の駅しょさんべつの標識が見えたので立ち寄って軽く休憩しようと思ったものの国道から随分と離れたところにあるようだったので途中で思い直し、遠別町の「道の駅富士見」に立ち寄ってトイレ休憩。
18081503.jpg
空が明るくなって来た。
「富士見」「富士」はもちろん利尻富士を指すけれど、まだ暗くて見えない。

18081504.jpg
夜が去り朝が来る
払暁と呼ばれるこの時間帯は個人的にいかにもブルべ的な味わいがあって好き。

18081505.jpg
水田の北限。
AH2400終了後にチコリンさんにご案内いただいて北広島市内にある「北海道における稲作起源の地」を見学したときや、その後一年ぶりに越後妻有の棚田を眺めた時にしみじみ先人たちが稲作に掛けた気持ちの熱量のようなものを感じた。

18081506.jpg18081508.jpg
遠別を抜ける頃にはすっかり明るくなって来た。

18081507.jpg
天塩の街に入ったところで正面に利尻富士

ひとみさんからの連絡で、リュウさんひとみさんの二人は約30分ほど先行しているらしいということを知った。稚内の宿を押さえてあったものの深夜のサロベツ原野走行を危険と判断して天塩で過ごしたのだとか。
宗谷岬辺りまでには追いつけるかとかそんなことを考えつつ、30分ほど前に二人が立ち寄った道の駅天塩でトイレ休憩と缶コーヒーブレイク。
18081511.jpg18081512.jpg
富士見もそうだったけれど普通に温かいのが置いてあるのが嬉しい。

落ち着いたところでリスタート。
18081509.jpg18081510.jpg
徐々に雲が増えているように見えたのでこまめに利尻富士を撮影していたら2時間後くらいにはすっかり雲のなかに消えてしまっていた。

サロベツ原野に入る手前、立派な鳥居と社殿が目に入ったのでちょっと寄り道。

【天塩厳島神社】
18081513.jpg18081514.jpg
立派な鳥居と参道
18081515.jpg18081516.jpg18081517.jpg18081518.jpg
これまた立派な社殿
18081519.jpg
由緒
18081520.jpg18081521.jpg
摂末社二つ

18081522.jpg18081523.jpg
天塩川を渡って海側へ。

18081524.jpg
いよいよサロベツ原野に突入。

18081525.jpg18081526.jpg
オトンルイ風力発電所の風車群。

18081527.jpg18081528.jpg
利尻富士周りの雲が増えて来て⇒完全に雲に隠れた。

時折車やオートバイが通過して前後に参加者の姿が見え隠れしたりするものの、概ね周囲に誰もいない状態でのんびり走る。それにしても向かい風きっつぅ。

18081529.jpg
北緯45度。

18081530.jpg
地吹雪時の緊急避難場所としてのスノーシェッド。

18081531.jpg
ちょっと飽きて来た。向かい風強いから楽しくないし。

18081532.jpg
そこかしこで見かけた立ち枯れた草はウド。

18081533.jpg
打ち捨てられた小屋。
奥に入江のようなところが見えるので廃れた漁師小屋か。

18081534.jpg
北上するにつれ徐々に周囲の植生が変わって来たように感じた。

18081535.jpg
いよいよ稚内市に突入。

18081536.jpg
あちこちで見かけたこういう河口の雰囲気が非常に好き。

18081537.jpg18081538.jpg
どの辺までをサロベツ原野と規定しているのか不勉強ゆえわからない上に横着して調べていないけれどが北のはずれに行くと原野というより丘陵といった風情に景色が変わるのでここは既にサロベツ原野を抜けていたと思われ。

道端の草花あれこれ
18081539.jpg
ナデシコ(かな?)

18081540.jpg18081542.jpg
ハマナス

18081541.jpg
シロタエギクかと思ったけれど葉の形が違う感じ。

18081543.jpg
コウホネ沼

18081544.jpg18081545.jpg
抜海(ばっかい)岩(左画像左側の奇岩)と抜海神社
オホーツク文化の抜海岩陰遺跡がある。

18081546.jpg18081547.jpg18081548.jpg18081549.jpg
抜海から稚内市街へ向かう。
石狩から丸一日走ったオロロンラインもそろそろ終わり。

18081550.jpg
坂ノ下神社なのにどう見ても坂の上にあるではないか。
一体どういうことなのか。

18081551.jpg18081552.jpg
南稚内駅付近。

当初は片道2、3kmしかないので稚内駅まで行って朝食をとも考えたけれど、やはり余計なことは考えない方が良いと思いなおしてコース通りに進む。
イートインのあるセコマを探していたらいつまで経っても見つからず、結局宗谷岬手前のホットシェフの無いセコマで補給。
他の参加者数名と一緒になったが、いかにも雨が降りそうな行く手の空模様にみな一様に辟易とさせられているようであった。さもありなん。

18081553.jpg18081554.jpg
どう見ても嫌な予感しかしない。

しばらく休憩した後リスタート。
18081555.jpg18081556.jpg18081557.jpg
この辺りの海は遠浅で干潟のようになっているためそこかしこでサギの類の脚の長い水鳥がえさをついばんでいるのが見えた。

道路脇にあった石碑が気になったのでちょっと立ち寄り。
18081558.jpg18081559.jpg
間宮林蔵 渡樺(「トカバ」と読むらしい)出航の地の碑

解説看板を読んでいたらリュウさん、ひとみさんのパックが通過。
てっきり先行しているものだとばかり思っていたけれど、後から聞いた話では二人が南稚内駅近くのセコマに立ち寄っていた時にわたしがその前を通過して行ったのだそうである。

18081560.jpg
宗谷岬地区突入。

18081561.jpg
「さいたながわトレイン(六日目)」

しばし進んだところで宗谷岬に到着。
18081562.jpg
お約束の記念撮影。


今回の写真チェックはここではない。
この南側のいやらしい坂道の上にそれはある。

見上げるとそこにはR札幌代表にして今回のRM認定走主催者であるヨシダ閣下が腕組みをして立っておりヘタレなランドヌール(ズ)をねめつけているではないか。
18081563.jpg
”ほら~~~。自転車イベントなんだから自転車漕がなきゃダメだよー!歩いたら認定出さないよー!”
北の最果てに鬼がいた。


18081564.jpg
フォトチェックポイント 06(1510.6km)
宗谷岬 あけぼの像 at 2018/08/15/11:35


AH2400走行記録-07へ続く)
関連記事
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
にほんブログ村 自転車ブログ ブルベへ
にほんブログ村

タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  R札幌  宗谷岬  サロベツ原野  AH2400 
BRM1000・LRM  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

コメントの投稿

Secret

△top

この記事に対するコメント

道の駅しょさんべつはパラダイスウィークの時の2日目のスタート地点でした。
札幌から羽幌が初日の200で、そこからしょさんべつに移動して昼スタートで音威子府経由で斜里ゴールの400でした。 その時サロベツ原野は通っていないし、今回は真っ暗だったので日が暮れるまでの景色しかわかんないけど飽きそう。。

おどろおどろしいくらいの真っ赤な夕日に浮かぶ利尻富士のイメージだけは今回脳裏にくっきりと焼き付きました。

あけぼの像手前の激坂、押し歩きましたけど 何か?

URL | けーこ #81/lD5GQ

2018/09/22 02:11 * 編集 *

> けーこ隊長

そうだよねえ。
なんだかんだ言って隊長は北海道走行経験あるからなあ。

今回初めての北海道だったので、本当はあちこち寄りたいところ、眺めたいところがたくさんあったのに叶わずな感じが非常に残念でした。
それでもサロベツ原野とエサヌカはいかにも北海道らしくて良かったかな。
辛うじてそんな感じ。

あけぼの像手前は最初の内は漕いでいたのですがちょっとチェーンが心配になって結局ひとみさんと並んで押し歩きです(笑)




URL | 管理(?)人。 #-

2018/09/22 17:09 * 編集 *

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://trinity001.jp/tb.php/1361-453ebcaf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top