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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May24Wed

【峠の道は】SR600Fuji-02【水はけ悪い】 


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一泊目の宿の部屋
文学作品の一編や二編
書き上げられそうな部屋であった。

SR600Fuji-01 より続く

<実走行ログ:2021/07/10>

碓氷峠からの短いダウンヒルを堪能し、お馴染みファミリーマートヤオトク軽井沢店で小休止の後リスタート。中軽井沢からの距離10kmで450mUPの坂道。
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行く手の雲が少々心配

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個人的非常に懐かしい「かしわ荘」
遥か昔、某物件を担当していた直属上司を含むチーム一行が長期連泊していた宿で、見学と陣中見舞いを兼ねてお邪魔した際『ビール茶漬け』なる面妖なものを半ば強引に食べさせられた記憶がある。要するに罰ゲームとして白飯にビールをかけたものをすすらせるというものだけれど、当時はまだまだ体育会系なノリが色濃い職場なのであった。

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一瞬この場の標高が2,568mなのかと思ってビビる

(ロマンチック街道とか名付けたやつはお花畑な恋愛脳かよ!?ケッ、タヒねば良いのに!!)と、この坂道を登る際には毎回心で呪詛の念を吐き散らす。いや、そもそもこの沿道風景ってドイツのそれに似ているのか?まあ、ドイツの道を自転車で走った事ないんだけれど。(参考:ロマンチック街道とは

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それでもまあ、やがてはピークが来る

北軽井沢という軽井沢の隣町のような名前をしているくせに(いや、まあ、実際隣なんだけど)グンマ―国の版図であるという節操のない土地wを通り抜ける。
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前回はここで鶏丼を食べた

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長野原町のマンホール

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吾妻川付近でこの気温、涼しい

R144にぶつかり、一旦長野原町中心部に向けて東進、大津交差点からR292に遷移していよいよ草津に向けた約10kmの登り坂の始まり。

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西吾妻福祉病院入り口付近
真っ白なアジサイが道沿いに植えられていて綺麗だった。

しばらく進むと路面が完全にウェットに変わった。どうやら通り雨かにわか雨の類があったようだったけれど、この時点で雨は降っていなかったので雨域は去ったものと考えた。

浮かれてこんなことを呟いていたらほどなくぽつりぽつりと雨粒が落ち始め、あっという間にしっかりした本降り。えっちらおっちら進んでどうにかコンビニまで辿り着いた。ここまで来たらピークまであとひと息。
ところがお店の前まで到着してみたらなんだか様子がおかしい。店の駐車場には数台の車が停まっていたものの入り口付近は暗い。
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なかなか妙な空気を醸し出している

(ひょっとして何かの事情で臨時休業?)そんなことを考えつつ店内を伺うと店員さんはいて、その周りにはいくつかほのかな明かりが灯っている。「買い物できますか?」「大丈夫ですよ!停電しちゃっているけれどレジは生きてます。お弁当の温めとコーヒー類はダメですけど。」ということだったので店内に入り飲み物を調達。
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非常照明が灯る薄暗い店内
会計の際Suicaが使えるか聞いたらOKとのこと。
停電時にも会計操作ができるようバックアップ電源が用意されているのか電源供給無しでも使えるようになっているのか。この辺は震災以来のことなのか元々こういう仕様でシステムが作られているのか。いずれにしても大したものだなあ、と感心。

店外で飲み物を飲んでいたらパトカーがやって来て警官が一人店内に入り何やら会話を交わした後出て行った。おそらく周辺地域で停電が発生しているので駐在所から状況確認に回っているとかいったところだろう。こういう方々に社会は支えられているのだ。ご苦労様です。

今宵の宿のある草津を指して移動再開。雨は激しさを増し、いつぞやの道祖神峠(「どうろくしんとうげ」だ、もう間違わない、ちぃ覚えた。)←おっさんきしょい。を彷彿とさせる景色。
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峠道の水はけわる過ぎ問題2021

そんなこんなで土砂降りの雨の中えっちらおっちら進み自転車では奏でることが叶わないメロディラインを抜けたら道の駅 草津運動茶屋公園。ここまで来たら草津の中心部までは目と鼻の先だし何より緩い下り基調となる。
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雨に打たれた18℃は少々肌寒い

宿に向かう前に湯畑付近でで夕食を済ませてしまおうと考え軽く湯畑を一周。湯畑に到着するまで抜けて来た温泉街に何やら妙な雰囲気を感じてはいたが、ここへ来てはっきりした。湯畑周囲の店舗の内半数以上が店内に明かりが灯っていない状態だったのだ。
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湯畑散策

恐らく自家発等の設備があるか、送電ルートが他と異なるため難を逃れたのであろういくつかの店舗は煌々と明かりを灯して普通に客がいる。いくつかのお店を覗き、そばをいただくことにして湯滝通りのあおやまに入店。
冷たいそばと舞茸天丼のセットと単品でたまご焼き串、味噌田楽を注文。
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美味しゅうございました

腹を満たして宿に移動してみたものの、宿はまだ全面停電中。
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ほのかに見える灯りはろうそくの炎だった

ご主人が照らす懐中電灯の灯りで宿帳を記入しつつ
「停電、まだ続きそうですかね。」
「どうでしょうか、群馬県全域と埼玉県に影響が出ているらしいしこれほど長いのはなかなか経験がないので。」
「(ということはわたしが7-11に立ち寄った頃から停電しっぱなしなのか?)あ、停電だと洗濯機使えませんよね?」
「そうなりますねえ、間もなく復旧するとは思うのですが。」
「う~~~む。」
一応着替えのウェア類は持参しているけれど、できれば予備として取っておきたかった。
ところが宿帳への記載が終わるか終わらないかというタイミングで唐突に電気が復旧した。
(助かった。。。)

部屋に移動し浴衣に着替えて洗い物を丸めて携え浴場へ。脱衣所に設置された洗濯機に衣類を放り込む。洗剤はサービス、ありがてえ。小分け袋に二回分の粉末洗剤を携行していたけれど、今回二つとも用無しだった。
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年代物の柱時計
ちゃんと現役だった

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温泉!温泉!!温泉!!!
『手指がふやけてしわになるほど浸かってしまっては入り過ぎです』
(雨の中走って来たから既に手指しわしわなんだけどな!)

部屋に戻って涼みながらしばしまったり。
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かわQさん曰く「良い小説が書けそうな部屋。」
長逗留したらあるいは芥川賞が狙えたのかも知れん、いやかけらも可能性ないわ。。。

翌朝は2時半起き、3時スタート予定。
志賀草津ラインに夜間通行止め規制がかかっていないので走行プランの自由度が8年前と比較してはるかに高い。


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