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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【SR600北関東】 走行(DNF)記録-参- 

【SR600北関東】 走行(DNF)記録-弐-より続く。

<PC6 みなかみ町(歴史民俗博物館)タイムスタンプ 11:22>

後に若干後悔するこよとなったのだけれど、我慢できなくなったら買い込んでおいた補給食で凌ごうと考え特に寄り道することもなくそのままコース通りに進むことにしてリスタートしたものの、猿ケ京に向かう道に入ってすぐ右手に『稲荷滝』という表示があってかなり大きな水音が聞こえたので寄り道。
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なかなか立派な滝でありました。

ここで二人の外国人がフリーダイブをして遊んでいたので軽くその様子を眺めてみたり。
気持ちよさそうだ。
”キミもやるかい?”と、流暢な日本語で勧められたが着替えはないし時間の余裕もそれほどあるわけじゃない。
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この橋の上から滝壺めがけてダイブする。
高さは10m程といったところ。

滝を過ぎてしばらく進むと左手に蕎麦屋があって、先を見やれば道はこのまま山の中に入っていくので飲食店もないだろうと考え立ち寄ってみた。
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店の構えが上品だったので嫌な予感がしたのだけれど、もりそば(¥650-)一枚がこぢんまりとした盛りつけで供された。大盛りはやっていないそうなのでもりを二枚頼んでみたけれど、まあ、ブルベ中の補給食というにはボリュームがかなり切ない感じ。
味はもちろん美味しかったのだけれど。

若干意気消沈しつつ先に進む。
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景色は申し分ない。

しばらく進んだところで昼食の時にボトルの水を補給しようと思って忘れてしまっていたことを思い出した。
ボトルの中の水は既に空に近く、周囲に自動販売機なんぞ望むべくもない。
どうにか我慢して進もうと腹を括って進み始めたところに突如現れた救いの水場。
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いやはや本当にありがたい。

水をたっぷり補充し、一路仏岩トンネルを指して坂道をえっちらおっちら進む。
余談ではあるが最初この『仏岩トンネル』を『仙岩トンネル』と空目して”なんでこんなところに仙岩トンネルがっっっ!?”とか思っていたりした。
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カーブが通し番号表記になっている不親切な表示w

仏岩トンネルを抜け、猿ケ京に向けて短い下り。
R17に合流したところでイートインのあるローソンに立ち寄って休憩の後いよいよ三国峠へ。
直江津集合で使った時”できれば二度と使いたくない。”と心に誓ったルートであるw
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8月には雑草ぼうぼうで判別できなかった標識(右)も草が刈り取られてスッキリ

三国トンネルに向かう坂自体は勾配がきつい訳ではなく、すんなり登れるのでそれほど嫌いじゃない。
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コーナーの残数もわかりやすいから気持ちが楽だし。

<PC7 三国峠>
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タイムスタンプ 14:39
三国トンネルを抜けてから先、ご褒美ダウンヒルではあるけれど路面の荒いトンネルに辟易とさせられるある意味修行ステージなダウンヒルをこなして越後湯沢駅へ。
駅前のコンビ二(7-11)にてレシートを取得。
<PC8 越後湯沢駅(7-11越後湯沢駅前)>
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タイムスタンプ 15:52
空模様が随分怪しくなってきたものの、どうにかまだ雨に降られずにいた。
この辺でEdge800が拗ね始め、まともに動作しなくなってきたので一旦ログをリセットしてみたら再起動の後どうにか落ち着いてくれた。

雨粒が落ちてくる前にリスタート。
このルートは完全に直江津集合時のルートと被っているので図らずも2ヶ月半前に予行演習を済ませたようなもの。
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2ヶ月半振りの十二峠。

十二峠に差し掛かったあたりでパラパラと雨粒が落ちてきた。思えば直江津集合の時もここでは雨に降られたものだったなあとか思いつつ。それでも雨足はそれほど強くならなかったのですんなり先に進めた。
越後田沢で一旦コースと反対方向に500mほど走り、7-11で夕食を兼ねた補給。
しばらく店の軒先で食事をしていたらほんのしばらく前までポツポツ程度の降りだったのに一気に本降りに。
休憩を終えてリスタートしようと思った頃になっても雨脚が変わりそうになかったので雨装備に切り替え。
今回の挑戦ではこの後この雨装備が解かれる事はなかった。

※長文を一発で表示させると不具合が生じるようなので続きの方に後半を格納してみました。
ご興味お有りの方は『続きを読む』をクリックしてみてください。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
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コースに復帰し、津南からR405で松之山を抜けて三方峠から安塚へ。
国道だというのに街灯のひとつもなく、民家すらない真っ暗な山道を雨に打たれつつペダルを踏んでいるとしみじみ修行を行っている気持ちに浸れる。
まだ時間帯が宵の口だからなのか、あまり動物には出くわさなかったが時折イタチなのかテンなのかわからないが胴の長い小動物が前方を横切ったりうさぎがピョンピョン跳ねて行ったり。
民家がまばらに現れ始めたところでR403に合流し、すぐにPC9である道の駅に到着。
<PC9 道の駅雪のふるさとやすづか>
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タイムスタンプ 21:05
薄暗い中にぼんやり浮かぶ馬鹿でかい白い雪だるまは案外不気味w

ここから先は上越中心部へ向かうだけなので休憩場所も確保しやすかろうと思いながらリスタート。
ぼーっとしていたら何故か曲がらなくていいところで左折してしまい思いっきりミスコースをしていて10km以上余分に走る羽目に陥っていた。
県道13号を使って直江津に向かうルートはそのまんま直江津集合で使ったルートなので見覚えのあるランドマークがいくつもあって気持ち的には非常に楽だった、細かいアップダウンが続く道だという心の準備もできていたし。

直江津の市街地に入ってしばらく進んだらコインランドリーがあったので立ち寄り、ひとまず濡れてしまった衣類を乾燥させ、あわよくば仮眠でも。。。と思ったものの、よく確認せずに飛び込んだそこは営業時間が24時までだったようで、乾燥済みのウェアをパッキングしている最中に店内の照明が落ち、施錠されてしまった(※中からは出られる)ので仕方なくリスタート。
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コインランドリーにて。

<PC10 直江津港西埠頭(フェリーターミナル)>
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タイムスタンプ 11/4 00:29

多少眠気を感じたのでファミレスにでも立ち寄って仮眠しようかと思ったけれど、コース沿いには手頃な店舗がなく、そこそこ遠回りをしなければならなさそうなので少々悩みつつ進んだら、藤野新田交差点そばに丁度いい具合に屋根付きバス停を見つけたのでそこに立ち寄り休憩することに。
おあつらえ向きなことに、目と鼻の先にローソンがある。
軽く補給し、ベンチで横になる。
携帯のアラームをセットして一旦は2時頃起きたものの疲れの抜け方が今ひとつだったので二度寝。この時アラームのセットを忘れたら次の目覚めは3時近かった。
再びローソンに寄って軽く補給を済ませて3時過ぎにリスタート。今にして思えばここで二度寝せずにリスタートできていたら或いは、とも思ったけれども所詮はあと知恵。

そぼ降る雨の中後半最初の山場である関田峠に向けて進む。
途中、標高300mくらいのところに軽いピークがあるので”こんなに楽な峠なのか?”とか思ったけれど、そんな訳はありませんわな。1,000m登らなきゃならんのにそんなに楽な訳がない。
そんなことを思って進んでいるとなかなかシビアに現実を突きつけてくる標識が。
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まだ10kmも先なのね。。。

熊出没注意の大きな看板があったけれど、熊どころか小動物の影すら見かけなかった登り。
流石に野生動物だってわざわざ冷たい雨に打たれたくないよなあ。
雨に打たれ、若干風も出てきた中平均で8%近いなかなかしんどい坂道をひたすら登る。
ここまで走ってきた中では文句なく最も厳しい坂道だと感じた。疲労の蓄積もあったし。
標高が上がるにつれてガスが出始め、前照灯の明かりが乱反射して視界がホワイトアウトしつつのヒルクライム。上りだから良いけど下りでこれは勘弁して欲しいなあなんてなことを思いつつ、ピークに到達する頃には日の出時刻前後で周囲が明るくなり、ガスも若干散ってきた。

<PC11 関田峠>
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タイムスタンプ 06:09

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ピーク付近。ガスが散り始めてもなおこれだけ濃い。

ピークを過ぎれば当然ながらダウンヒルなのだけれどこれだけ雨が降っていたら飛ばせる訳もなく、ご褒美ではなく間違いなく苦行となるダウンヒル。
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急勾配、ウェット路面、強風に散った大量の落ち葉、そして雨と濃霧。
修行ステージ以外の何ものでもない(;´д`)

それでも標高が下がるにつれて霧が晴れ、雨足も弱まって来た。
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徐々に勾配も緩くなり、走りやすく。
若干ながら雲間に青空が覗くようになり気分が軽くなってきた。

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ひとまず通行止め期間のチェック。
この時点では完走する気満々だったので、来年以降の自分自身の再挑戦のためというより他の挑戦者への情報提供のつもりで撮影していた。
ある意味『情けは人のためならず』ですわなw
途中で軽くミスコースしつつもR17に合流し、途中のコンビ二で小休止してから湯田仲へ。

<PC12 湯田中駅>
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タイムスタンプ 10:18
※湯田中駅の入場券は窓口で購入する硬券でも自販機で購入するものでも時刻の刻印がないけど良いのかな?念のために駅前ローソンのレシートも取ったけど。

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入場券を購入したので折角だから構内に立ち入らせてもらって鉄分の補給。

駅前のローソンで補給を済ませ、いよいよ今回のハイライトである渋峠へと向かう。
今年三回目の渋峠越えではあるけれど、湯田中側からのアプローチは初めてである。

関田峠を越え、飯山から湯田中までは雨も上がって青空まで見え始めていたけれど、志賀高原に向かう登りで再び雨が降り始め、水無池の分岐付近からはしっかりと本降り。
蓮池のバスターミナル手前で気温表示は8℃となっていたけれど、登りで心拍が上がっていることと装備的には充分対応可能だという判断もあり登りで寒さに堪えきれなくなるとは思えなかったので気が早いことにバスターミナルで小休止しながら既に渋峠を越えて先、白根から草津までの下りの装備に対しての心配をあれこれしていた。

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若干ガスが出始めた水戸池辺り(だったかな?)

ひたすら降り続く雨粒の中にいくつか白いものが混ざるようになって来たのが熊の湯あたり。
すれ違う車の運転手が”この先雪降ってますよ!”と教えてくれたけど、まあ降っていても行くしかないわな。

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最初のうちはほんのポツポツだったのに、あっという間に雪に変わった。
雨がみぞれに変わり、雪になるのは一瞬のことだった。
だんだん路面がうっすら白くなってきていたけれど、まだ降り始めで凍結していないので特に滑ることもなくすんなり進む。ただしシッティングで行かないと後輪から荷重が抜けるので空転する感覚がある。
横手山渋峠スキー場付近での気温表示は0℃丁度、いよいよ氷点下での走行となるが、渋峠で氷点下の寒気に見舞われるのは想定済み、雪だけは非常に大きな誤算(というか降雪の懸念はしていたけれど)であったが。

横手山ドライブイン前では夏タイヤでスリップして壁に激突、クラッシュした車がハザードを点灯して止まっていた。なかなかの阿鼻叫喚である。
標高2,100m地点から先のスノーシェッドに入ろうとしたところで反対車線を下りてきた軽ワゴンのドライバーに”渋峠通り抜けできなくなっちゃいましたよ、私たちも引き返してきたところ。”
と教えられる。
”通行止めじゃしゃーないですねえ、ここまで来たけど引き返すしかないか。。。”
”どこまで行くんですか?途中で良かったら送りますよ。”
”宇都宮までなんですけど、湯田中まで送っていただけたら充分ありがたいです。”
”まあ、取り敢えず乗って下さい。この車も夏タイヤなんで長居できないし。”

<撤退決定:横手山ドライブイン駐車場(標高2,100m地点)>
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タイムスタンプ 14:11
そんなこんなでわたしのSR600北関東挑戦は降雪に伴う渋峠通行止めによる走行続行不可という、非常に不本意なカタチで終了することになってしまいました。
走行距離はミスコース等あったので約425km、残りは約200kmで体力、気力は充分、身体的、機材的トラブルも抱えていない状態で制限時間までは16.5時間残っていて自分としては充分完走可能と踏んでいただけに非常に悔しい。
通行止め解除となったら是非来年もう一度挑戦したいと切に心に誓った次第です。

下山する車内でAJ宇都宮のスタッフ氏にはDNFの報告をし、ドライバーのFさんとあれこれ雑談しながらの楽しい(?)ドライブ。Fさんは普段MTBに乗っているそうで、道理でチャリを荷室に積み込む手際が良かったはずだと得心したり。当初湯田中駅で降ろしてもらう腹積もりだったもののFさんはみなかみ町にお住まいで、そちらに帰る途中駅で降ろしていただけることになって最終的にはJR吾妻線の群馬原町駅まで100km以上もあいのりさせていただくことになった。
もう感謝してもしきれない状況で、スタート見送りに来てくれたけい氏の住まう栃木と共に群馬も足を向けて寝られない土地になってしまいました。

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群馬原町からひと駅移動して中之条。
駅構内には干し柿が吊るしてあった。
中之条から吾妻線で新前橋、そこから両毛線に乗り換え終点小山で宇都宮線に乗り換え宇都宮に到着したのが23時頃。輪行解除して森林公園に向かい、スタート地点に到着したのは24時頃のこと。
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途中ショートカットして帰着。

スタート時と同様その場ですっぽんぽんになって着替え、帰路についたものの案の定猛烈な睡魔に見舞われたので東北道のSAでアラームセットせずに仮眠をとったら寝すぎてしまって自宅に帰着できたのは朝6時過ぎのこと。

社畜なわたしはシャワーを浴びて朝食をしたため、そのまま出勤、業務を終えて無事今回のブルベを完遂したのでありました。
ブルベはおうちに帰り着くまでじゃない、
出勤して業務を完了するまでがオトナのブルベ
なのです、ええw
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この記事に対するコメント

渋峠の草津側は雪なかったんですかねぇ?

その状況では登れても下るの いやぁ~ん な状況だったのではないかと…。

お遊びですから命は掛けちゃいけません。 お互いに(^^ゞ

URL | けーこ #81/lD5GQ

2013/11/11 01:46 * 編集 *

> けーこ さま

ん~~~。
すれ違ったドライバーの弁だと渋峠から長野側が結構降っていたとの事だったのですが、時間経過に伴って群馬側でどれだけ降っていたのかは不明かなあ。
白根山まで抜けられたら大丈夫だったろうとは思いますが。
もうちょいペースを上げて、あと2時間くらい早く差し掛かっていれば或いはって感じだったかなあ。

URL | Trinity(@tri1021) #bi94IFRw

2013/11/11 12:18 * 編集 *

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